予算に大きく影響する
意外と知らない
知ってほしいこと。
「土地を買ってからしか分からない、高額な別途費用」
地盤調査費、地盤改良工事費は建築費に含まれていないことがある!?
土地によって地質に違いがあり、建築前に地盤改良工事を行う必要があります。
それを判定するための地盤調査も別途費用がかかります。
ほとんどのケースにおいて土地の改良工事費は必要となります。
そのため予算には必ず含めておいたほうが無難です。
地盤調査費、地盤改良工事費合わせて100万円近くかかることも少なくありません。
地盤改良工事の有無を判定する地盤調査は、お客様が土地を購入してからしか調査することができません。
地盤改良工事費は、地盤調査の判定内容、建物の大きさによって異なります。
以上のことから、地盤調査費、地盤改良工事費は算出しにくいため、建築費とは別途となることが多いです。
できる限りお客様のご予算とズレが少なくなるようご提案したいところですが、調査の判定次第のため、
弊社では、おおよそ100万円近くをご予算に考えていただくことをおすすめしています。
※100万円以上かかることもあります
「土地購入時に確認しておいたほうが良いこと」
[水道引き込み工事]
この工事も場合によっては高額な工事費になります。
しかしこの工事は土地購入前に確認できますので、ぜひ確認しておくことをおすすめします。
購入した土地によって、道路に埋設してある水道管から購入した土地に水道管を分岐する工事が必要な場合があります。
もともと建物があった場合は不要な場合もあります。
市上下水道局の上水道管理図などを見ることで、ある程度把握することができるところなので、
不動産屋さんなどで確認しておくと、建築工事費の予算計画が立てやすくなります。
上、下どちらかの水道引き込み工事が必要な場合、30~40万円近くかかることが平均です。
上下水道両方の引き込み工事が必要な場合、80万円近くかかることもあります。
この工事が不要な場合、水道に関してかかるお金は、市納金(水道加入金、審査手数料、管理手数料)のみになります。
市納金は「建築工事費」に含まれないものになります。
各市町村、建物の大きさによって金額が異なります。
下記「建築費に含まれない意外な別料金」でご紹介しています。
[その他]
検討している土地の地域が自然災害による被害が過去にあったのか、事例を確認することや、
現在の対策情報、ハザードマップなどで地域の災害リスク情報を事前に確認することも大切な情報収集です。
「建築費に含まれていない、意外な別途料金」
[建物の登記費用]
住宅が完成してから行う登記費用。(土地購入時の登記とは別の登記)
[外構工事]
駐車場のコンクリート、カーポートなど建物周りの敷地に工事をする場合の費用。
[カーテンレールの取付工事]
お客様が家具購入時に合わせてご用意されることが多く、又そのほうがお客様のご負担が少ないことがあります。
弊社ではその旨お客様へお伝えし、ご自身で取付依頼をされるか、弊社で施工をされるか、お客様にお選びいただいています。
[エアコンの取付工事]
上記同様にお客様が家電購入時に合わせてご手配されることが多く、又そのほうがお客様のご負担が少ないことがあります。
こちらについても弊社では、その旨お客様へお伝えし、ご自身で取付依頼をされるか、弊社で施工をされるか、お客様にお選びいただいています。
「うれしい補助金制度」
様々な制度があり、建てる住まいの仕様によって補助金や給付金がでます。
・すまい給付金
・グリーン住宅ポイント
・地域型住宅グリーン化事業
・耐震改修費補助制度
など
上記の制度以外にも市町村独自の制度もありますので是非お調べください。
知ってほしい、
材料の性質。
各材料にはメリット・デメリットがあります。
私たちは、お客様に少しでも材料のことを知っていただき、
各材料と長くお付き合いしていただけるよう、
ご理解を得て、採用したいと考えています。
「無垢材の性質」
無垢材は、身体にやさしく、その温もりや見た目の美しさから、近年選ばれることが多くなりました。
たくさんの魅力を持つ無垢材ですが、ご理解いただきたい性質があります。
[曲がりや割れ]
木材内部に含まれた水分が時間をかけて乾燥し、安定する過程で曲がりや割れが発生します。
曲がりについては、生活に支障をきたすほど曲がることは余程ないのですが、
著しく曲がりが起きた場合、張り替えなど、症状に合わせた補修をいたします。
割れた部分については、補修材を使って隙間を埋めます。
この補修作業は、木材の乾燥状況をみながら補修時期を決めます。
[無垢板の隙間]
無垢板の性質として吸湿効果があり、無垢フローリングや無垢羽目板の隙間が広くなることがあります。
これは生活環境によって起こります。
過去にあった事例として、エアコンやストーブによる直接的な乾燥や温度変化、床暖房による原因がありました。
[傷やシミがつきやすい]
市販のフロア材と比べて傷が付きやすく、特にヒノキ、スギなどは樹の性質上、オーク、チークより柔らかい為、物を落とした際の凹み、色素が付着するような飲料をこぼしてしまうと、キズやシミになりやすいです。
少しでもそのようなことを減らすために、無垢フローリングの表面の塗装には「UV(ウレタン)塗装」「オイル塗装」主にこの2種類のうち、どちらかの塗装を施した規格品を採用する場合が多いです。
弊社では無垢板を使用する場合はお客様にキズについてご理解をいただいてから採用いたします。
[床鳴り]
歩いた際に床が「ギシギシ」という音が発生する現象を床鳴りといいます。
床鳴りの原因はフローリング材と下地材(合板)の接着不良やサネ部分の接触によることが考えられます。
下地材(合板)と無垢フローリングの接着には、専用釘やウレタン系ボンド(弾性接着剤)の併用での施工が必須です。
サネ部分の接触による床鳴りの場合はある程度の時間の経過によってフローリングが収縮しておさまっていきます。
上記以外の原因としては下地材(合板)と基礎(ネダや大引)の固定不足により下地が安定していないなどの原因も考えられます。
そのような場合はアフター点検の時に点検し、補修をさせていただきます。
床鳴りは新築時に発生するケースが多いのですが、時間の経過とともに鳴らなくなることもありますので、軽微な場合であれば様子を見てもらっております。
「壁紙の浮き、めくれ」
新築から1年も経っていないのに、壁紙が浮いたりめくれたり…
アフター点検の際、お客様が一番気になる箇所としてお話があるのは壁紙についてです。
壁紙の浮きが原因で繋ぎ目が見えてきたり、めくれたりすることはとても気になりますよね。
これらが起きる原因は様々ですが、最も多いのが結露や乾燥によって壁紙が伸縮することです。
壁紙は湿気を含めば伸び、乾燥すれば縮む、この繰り返しをします。
伸縮を繰り返すことによって壁紙が浮いたり、剥がれたりします。
お客様の生活環境、生活スタイルによっても異なるため、施工から1年も経たないうちに浮きやめくれが見られるケースも少なくはありません。
特に窓付近、洗面脱衣室、キッチンの壁紙は剥がれやすいです。
完璧な施工をしても必ず現れる現象ですので、決して施工不良ではないのです。
壁紙の継ぎ目はアフター点検時に簡易的な補修も可能です。
浮きやめくれが気になる方には、他の壁材もおすすめしています。
壁紙にくらべ金額は高くなりますが、塗り壁、板張り、タイルなどの壁材もございます。
しかし壁紙は、低コスト、多数の柄が選べるなど、メリットの多い壁材です。